ただ、16歳当時の頃はインターネットも普及していなかったので、雑誌テレビラジオの少ない情報を頼りにするか、後はジャケットの感じとか、当然予算もないので、値段が安いものを手当たり次第に買うしかなく、そうなると当然外れ、全然良くない CD も買っちゃうことも多々ありました。
試聴機というのももちろんありましたが、地方都市では数が少なくて本当にドメジャーなものしか入っていませんでした。
少ないバイト代だけでは足りないので、お昼ご飯を我慢してでもCD代を捻出していました。
バイトの無い日はディスクユニオンに寄って帰るのがコースでした。
20代になるとぼちぼちインターネットも出始め、ただまだYouTubeで何でも聞けるというような状況ではなかったし、各試聴サイトも音質も悪いしストリーミングが貧弱でスムーズに聞くことができない。
そんな中で名盤を見極めるのは、広がった交友関係、友達との情報交換がメインでした。
内田くん善哉くん山内くん柿本くん森さんには、本当に沢山の良い音楽を教えてもらいました。自分が考えもつかないような角度からのジャンルの音楽、素晴らしい音楽を沢山教えていただきました。今でも本当に日々、感謝をしています。
教えていただいてばかりで、自分から良いものを紹介することはできていなかった記憶があります。本当に申し訳ない。
ただやはり貧乏な若者、購入しまくるお金はありません。
なので今はなき御茶ノ水のジャニスに通いマニアックなたくさんのCDを借り、低いビットレートで一生懸命低容量ストレージのパソコンに取り込んでいました。
年末年始金券バックなんかのキャンペーンの日を狙って、バックパンパンにレンタルしてワクワクしながら電車で帰りました。
もはや懐かしい思い出になってしまいました。
それらは大切な財産となっています。
ビットレートは低いけれど、カタログとしての役割は大きいです。
30代前半は、レコード収集を少しだけしたけれど、レコードを聞くのは場所、環境、機材、カートリッジや針やらノイズやら面倒なことが多いので、結局デジタルに戻ってしまいました。
本当にお気に入りだけ一箱残して。
今は YouTubeでサブスクである程度は何でも聞けてしまうし、横の繋がりの情報も多いし、どうしても CD が欲しいなというような音楽は、すぐさま検索して在庫を探して取り寄せることができてしまう。
サブスクだけで十分とは、まだいきません。圧縮音楽だし(段々とロスレスサブスクも増えてはきたけれど)、何でもかんでも全部あるわけではない。あーこのアルバム無いんかーということはよくある。
かといって、あちこちのサブスクサービスに会員登録しまくるわけにもいきません。
そして何よりもモノが欲しいという欲求は、自分の中に変わらずにあり続けます。
モノとして手に取る感触、ジャケット、スリーブ、ライナー、デザイン、アートワーク、写真、クレジット、愛着。
そして今は大量のストレージを安く保有できるようになっているので、圧縮せずに、原音のままデータとして保管できます。
CDを手に入れたらロスレスでリッピングしてストレージに保管、そしてDAPに移す。
CD全て部屋に置いておけるわけではないので、ロスレスで聞きたいときはDAPで聞く。
超お気に入り殿堂入り音楽はCDを近くに置いてありますのでCDプレイヤーで聞く。
ということをやっております。
そうするとまた次々とCDが欲しくなってしまいます。
もうiTunesに低いビットレートで所有してるし、サブスクでもYou Tubeでも聞けるのに、本当に好きになってしまった名盤はどうしてもCDが欲しくなってしまう。そして買ってしまいます。
しかも今中古CDが安いです。
世間はアナログ!レコード!テープ!サブスク!ハイレゾ配信!
って盛り上がってますので。。
このチャンスを見逃せません。
チマチマ名盤を集めている次第です。
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